涼しいな 楽しいな


 Yahoo!知恵袋ってサイト、知ってますか。
 ネットでなんか調べようとすると、ヒットすること、ありますよね。
 まあ誰かが質問して、不特定多数がそれに回答するっていう。

 Yahooだし、ガチャガチャしつつも、
 ソツのない感じなんだろな、って思って、
 質問は発しないまでも、なんやかやで、
 過去の質問と回答を、閲覧することはけっこうあったんですよ。
 
 で、このあいだ気づいたんですけど、
 ここ、けっこうカオスですね。面白い意味で。
 特に"おしゃべり・雑談"のカテゴリがすごい。
 具体例を挙げると、アレなので、ぼかしますが、
 ここの質問は質問になってないどころか、
 何が言いたいのか分からない投稿もあり、興味深い。
 こんなの回答ないだろな、って思うものにも回答ついてたりして!
 
 それに、これはわざわざここで聞くべきことなのかって思うものも多い。
 一昔前だったら、これは友達の間でなされる会話だろうよってやつ。
 なぜそっちにいかずに、こっちにくるのだろう。
 相手がいないということなのだろうか。質問できる相手が。
 まあ身近な人間に聞きたくないこともある、ということは分かる。
 しかしどうにも、これ、ここで聞いて意味あんのってものが・・・。
 これはなんなんでしょうねいったい。
 ただ繋がりが欲しいだけなのでしょうか。
 いわゆるメール依存症と言えるような症状の人がいますね。
 常に誰かしらとコンタクトしていないと、落ち着かないという人。
 それに近しいものを感じる。
 質問の答えよりも、つながりを欲しているような。
 それがいいか悪いかは別にして、面白いなあと思う。
 その裏にある欲求というのは、なんなのでしょうね。

 傾向としてあるのは、3次元の世界における、
 近所づきあい、人間づきあいの、希薄化なのかもしれない。
 たとえば単身者の世帯が密集する、アパート、マンションはどうだ。
 活動する時間帯のズレによる接触の減少。
 ときには顔すら知らないという現象も起こりうる。
 ことによると、敢えて隣人との接触を避けるということもありえよう。
 隣は何をする人ぞ。
 今の時代に恐ろしいのは、モンスターや幽霊の類ではない。
 人間だ。正真正銘それは身近に存在しているし、
 人間は恐ろしいということを示す事件は、毎日マスコミで垂れ流される。
 ことなかれ主義。触らぬ神に祟りなし。
 怖いことに巻き込まれないようにするには、
 怖いことを孕んだモノを避けるべし。
 だから人を避けるべし。
 たとえそれがつまらない日常を招くとしても。
 でもそれじゃあ、やはり(というのも変だが)心のバランスが壊れる。
 心は殺伐とする。
 そこで、簡単に繋がった(気になれる)ネットで、
 それ―何がしかの関係性を求めるのであろうか。

 とにかく箸にも棒にもかからないと思しき、
 この質問と回答群の間には、
 現代社会の人間関係のあり方、
 そのひとつの傾向を示す何か深遠なるモノが、
 横たわっているように思えてならない。
 もちろん今、ネットの隅には、
 そのような場所は、それこそ山のようにあるのだろうが。
 私が知らない、気づかないだけで。

 今回、その片鱗を垣間見た思いです。
 Yahoo!知恵袋、恐るべし。

 ときどき突拍子もないシュールな質問が転がってるので、
 会話のネタに困ってる方は、訪れてみると、案外役立つかも(?)。

 ・・・ってなんだコレ。

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