『我々は有吉を再び訴える ~沖縄ヒッチハイク殺人未遂事件の全真相~』

我々は有吉を再び訴える ~沖縄ヒッチハイク殺人未遂事件の全真相~ [DVD]

ポニーキャニオン

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 しまった!2作目から観てしまった!
 監修はマッコイ斉藤。TV番組ディレクター。

 知らない人はタイトルだけ見て、
 なんだか物騒な印象を持つかと思いますが、
 これはフィクションです、念のため。 

 元・猿岩石という肩書きも要らないでしょうが、
 芸人有吉弘行氏が沖縄から北海道、
 日本縦断をするヒッチハイクを計画、
 それに同行するクルーが遭遇する戦慄の出来事・・・。

 クライムロードムービーと銘打ってありますが、
 殺人未遂が連続するのが本筋です。ってかわき道はない。
 有吉氏が同行ディレクターの斉藤氏の殺害を企て、
 それが何回も失敗し、果ては立てこもり事件にまで発展。
 「水曜はどうでしょう」の雰囲気をイメージしてくれればバッチリなんですが、
 全編があんな感じのドキュメンタリータッチ(こっちはあくまでタッチ)なのですが、
 やはり空気作りが大事なんでしょう、
 まあモラルに欠ける有吉氏(もちろん演じてるだけです)も問題なんですが、
 いちいち斉藤氏が有吉氏にケンカ腰なんですね。
 「ふざけんじゃねーよお前」とか、
 「それはあれだろお前、俺ゆるさねえよそんなの」とか、
 言葉尻捕らえてネチネチ絡みつくあの感じが全編で。
 狙って出てきた空気なのか分からないんだけど、
 そういうときの二人の空気はすごくはシリアスなんだけど、
 会話の中身に耳を澄ますとどっかおかしい(笑)。
 デリヘル嬢を部屋に呼んでいた有吉氏を説教するところが最たるもので、
 「ヒッチハイクSEX」と「プライベートSEX」について、
 ホテルの部屋で二人で延々と言い合うシーンがあるのですが、ここが爆笑ものでした。 
 こういう空気現実でもありますよね。
 まじめな話してるのに、言葉の意味に固執しちゃって、
 気がついたら相手の言葉の意味を確認することしかしてないの。 
 答えに辿り着かない会話の妙を楽しめます。
 このシーンは特典でノーカットで観れますが、必見の迷走振りです。

 他にも印象的なシーンがあり。
 打ち合わせに行くって部屋から出てきた有吉氏のでかいサングラスに吹き出し。
 「お前邪魔なんだよ、いらねーんだよ」と脇にどかされた、
 デンジャラスの安田氏が怒り出すシーンで、斎藤氏と有吉氏の失笑に吹き出し。
 最後になぜか白いブリーフに白いハイソックスで警察につかまる有吉氏に吹き出し。
 さっきまでソックスなんて履いてなかったのに(笑)。
 でも最後のインタビューでの「まさにデンジャラスでしたね」の連発はいらない気がする。
 
 総じて面白い。きっと細かいせりふは決まってないんでしょうね。流れがあるだけで。
 前作も観なくては。

 そうだ、下に今作の予告編を―


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