人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2007_11_18_02 : 遠くで笑う 僕がいる

 僕は、自分のことが嫌いなふりをしてるけど、
 でも、実は好きなんだと思う。それは感じるさ。
 でも、自信がないのは本当で。
 
 こんな僕でも、自分が好きなこと・興味があること、
 そういった事柄を、熱意を持って、人に話すことがある。
 あるいは、メールを打つことがある。
 でも、一生懸命に、要するにスイッチが入った状態で、
 アレコレ話している、あるいは打っている最中に、
 フト感じるときがある。ほんとに一瞬で。
 相手の何気ない言葉、メールにあるニュアンスから。
 「ああ、この話、面倒くさいんだろうな」って。
 「相手したくねーんだろうな」って。

 そしてスイッチは切れる。
 
 相手の事情とか考えてないから、ワガママなんだけど。
 それは分かってるんだけど。
 でも・・・僕はとても、その瞬間が嫌で。
 ほんの一瞬で感じることだから、
 もしかしたら、間違いかもしれないんだけど、
 僕の心がひねくれてるのかもしれないんだけど。
 "そんなことない"って思いたいんだけど、
 実際そうかもしれないんだけど、
 僕は、最終的にはそう思えなくて。
 結局、勝手に、ワガママに、心が痛くなる。
 そして僕は勝手に心を閉める。その人に対して。
 「僕はもう、自分のことは話さない」って、決めてしまう。
 事務的な会話しかしなくなる。
 "機嫌が悪いのか"と聞かれても、僕は"別に"と答える。
 誰も僕の話になど、興味はないから。
 だから、話さない(そうすれば、自分勝手に胸を痛めることもない)。
 機嫌が悪いわけじゃない。
 それで輪が閉じるとしても、自業自得だから、
 けっこうな話だろう?
 
 昔は誰に対してもそうやって生きていた。
 自分からは決して話さない、無口な男。
 "案外、自分のこと話してもいいかな"なんて、
 調子に乗った(僕はそれが大嫌い)のが、悪かったんだ。
 
 結局、僕は僕でしかない。
 "あの頃"から、何も変わっていなかった。

 人は変われるなんて嘘、僕は信じられない。
 誰かと一心同体になんてなれない現実、そんなこと分かってる。
 でも僕は求めてしまう。どこにもないパーフェクト。

 新しい服を着た僕は、遥か彼方で手を振っている。
 決してたどり着けない場所で。

 笑おう。
 涙さえも。
 えらそうに。

 *   *   *
 
 "誰もいない国で王様になれるか"っつったら、
 "そうもいかねえ"、って話だけどさ。
 人がスイッチオンでしてくる話には、
 それはもう興味持って、接しているつもりなんですけどね・・・。

<< 2007_11_19 : 僕の... , 2007_11_18_01 :... >>