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syrup16gが解散した

 と言って、酒を飲みながら、ラストアルバムを聞きながら、これを書く。

 ことさらに、感傷的な雰囲気を排除しようとするかのような構成。
 真ん中にラストアルバムからの曲を固め打ち。
 それは"さくら"から始まったわけだが、
 そこが個人的には1番、センチな気持ちになった。
 "イマジネーション"や"Scene through"も、やばい。。
 今にも泣いてしまいそうだった。
 五十嵐さんも歌詞飛ばしてましたな。
 何か迫るものがあったんでしょうか・・・。
 "さくら"のあとにだけ、
 まるで示し合わせたかのように、拍手も歓声も起きなかったのがまた・・・。
 グウの音も出なかったということか・・・涙を誘う。

 でもあっさりしたモンで、特に、長々と話すこともなく、
 特に苦悩しているオーラを漂わすこともなく、
 最後には、メンバーで手を取りおじぎをして、去っていった。
 とってもピースな雰囲気で!
 もはや感傷の時期は通り越したのでしょうかな。
 なんだかすごくスッキリした印象。
 僕も号泣という言葉からは程遠いくらいの涙を溜めたきり。
 
 一個だけ知らない曲があったのだけどあれは何ナノかな。
 変わらないものはないって唄。
 変わっていくのは仕方がないんだよって。
 不意打ちだった。あの言葉は。胸を打たれた。

 "君を壊すのは"とか聞きたかったな。
 "ラファータ"や"ハピネス"や"イマジン"も。
 "helpless"も"来週のヒーロー"も。
 他にも沢山・・・。
 delaydeadからの曲も、もっと・・・。

 でも終わりに行くにしたがって、
 どうしたって、センチな気持ちが会場を支配して、
 もう1曲ごとに"これで最後"って気持ちが大きくなり。
 天井を何回も仰ぎました。

 今日で終わりって意味では、いつ何時のライヴも、
 太刀打ちできないのですが、
 NHKホールでのライヴの方が、
 いろんな意味で、インパクトあったかな。僕は。
 そう思う。
 
 きちんと終わりにしてくれて、ありがとう。
 悲しい気持ちを極力残さずに。
 もっと煽ってくれてもよかったんだけどね、感傷を(笑)。
 徹底的にボロボロにして終わりにしてくれてもよかったんだ。
 殉死するかのような、満身創痍の、
 長時間の演奏してくれてたからさ、
 あのテンションで、構成が違っていたら、
 僕は号泣していただろうな。
 それを望んでいたのか分からないけれど。

 +++

 syrup16gはもういない・・・んだよな。
 僕らの心の中にしか。

 ありがとう。
 ありがとう。
 ありがとう!!!

 終わりがあるということは、終われるということは、
 どうしようもないときに、終わりにできるということは、
 ひとつの救いなんですよね。
 "リアル"の歌詞みたいだけど。
 
 きっとsyrup16gというバンドもまた、
 終わることによって救われたんだと思う。

 ありがとう。
 お疲れ様。

 ちなみにHPに載せたレポートはこちら (

 

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