Into the music.
私にはいくつもの糸がつながれている。
それらは別個でありながら、
ときに複雑に絡み合い、私を翻弄する。
それらは私をコントロールしているようで、
その実、私がそれらをコントロールしている。
それらの糸が私を前に進ませるわけではなく、
また、雁字搦めにするわけではなく、
私がそれらの糸を操っているのである。
だから、私は自分に繋がるどの糸をも、
前に動かすことが、引くことができなかった日は、
とてもとても、イライラする。
何一つ、前に進まなかった日。
その日一日が、無駄に終わったような気がしてしまう。
細かい目で見れば、何かは確実に前に進んでいるのだ。
だが私が望むような形では、何もが、進まない日。
今日はそんな日であった。
世界なんて人生なんてクソだと思いたくなる日であり、
何も収穫のない日であり、誰とも話したくない日であり、
笑顔は私の上を上滑りする、他人のそれも、自身のそれも等しく。
そんな日であった。
そんな日には、確かに思えるときがある。
突き刺さるような、吹き飛ばすような、音だけが、
自分を救ってくれるのだと。
by BUG_life_wave
| 2008-12-10 00:40
| 私事