春めいて たそがれ


 暖かかった、ですね。
 個人的に、この空気は、
 "卒業式"的な何かを感じて止まないのです。
 桜がまだなので、あんまり、
 かもしれませんが、この感じ。
 別れと出会いの予感。嫌いじゃない。
 
 停車した電車のドアから垣間見えた景色。
 グレイのスーツを着て、
 間取り図を持った不動産屋のお姉さん。
 笑顔。
 その後ろを歩く、胡麻塩頭の眼鏡の中年男性。
 さらにその後ろを歩く、垢抜けない眼鏡の少年。
 暖かい空気。旅立ちの予感。
 あーこの春から、都内の大学に通うんで、
 ここらでアパートなりマンションなり、探すんだろなって。
 これからあの垢抜けない少年は、
 どんなになっていくのだろうと、
 ほんの数秒の間に、私は想いを馳せた。
 眼鏡を外すだろうか、髪を染めるだろうか、
 ファッションセンスを身に着けるだろうか、
 酒の飲み方を覚えるだろうか、
 大事な人に出会うだろうか―などなど。
 
 その景色に、何となく、背中を押された。
 何となく。
 桜が舞っていたら、完璧だった。
 私の中で。

 たそがれ。

 +++

 部屋が散らかっている。
 というのも、寝坊して片付けるヒマがなかった。
 朝起きて、片付けるはずだったのですが。
 帰ってきて、布団がしきっぱなしだと、
 ガックリきますね。
 なんか、モヤッとします。スカッとしない。
 
 夕飯片手に、『MUSICA』を読む。
 あーそれは"光"はいい曲だろうな。
 予備知識ゼロに近いまま聴いて、
 私涙をこぼしましたもの。
 早く音源で聴きたい。
 でもハードル上げすぎじゃないか。
 そのくらい素敵だということだろけれど。
 あとなんか顔変わったなあって思う(笑)。

 音楽雑誌を熱心に読まなくなって久しいので、
 文章の熱さがやや遠く感じてしまった私。

 たそがれ。

 くどい表現は斜め読み。
 インタビューは熱心に読みました。
 何が言いたいのかよく分からない、分かれない箇所もあり。

 +++

 暖かいね。卒業式みたいだね。
 って言ったら、やっぱり伝わらなかった。
 うつむいて、モゴモゴと口元でごまかされた。

 笑いながら、
 「適当でいいよ。大丈夫」
 と言ってあげた。

 たそがれ。


 おやすみなさい。

 明日もいい日になるとよいな。

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