こだわりのわけは
ただ何かにこだわっていたいだけ。
なのかもしれない。
前からそう思っていた。
何かを、心で弄んでいたいだけ。
なのかもしれない。
何かについて、常に考えていたいだけ。
なのかもしれない。
何かがなくなれば、また別の何かへ。
こだわりの対象を移していく。
そうやって日々を続けていくのが、
何となくだが、自分の生き方なのかもしれない。
などと思う。
今あるこだわりは、ある人に対してだが、
それがあり続けるのは、次の何かが見つかっていないから。
だから、今あるこだわりを、
棄てきれずにいる、それだけのこと、かもしれないなあ。
まだ、なくせないんだろう。
空っぽになるのが怖くて。
それを棄てたら、何もなくなりそうで。
だから、たまにウジウジしてみたりするんだろう。
でも大丈夫です。
表に出すのは初めてかもだけど、
慣れてるんですよ。
やがて、人に対する気持ちが、
薄れていくことには。
いつもそうやって過ごしてきた。
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恋や愛が絡むお話を読むと、どうもいけない。
"そういう"箇所ばかり、記憶にとどまる。
君は私を"戦利品"に数えるだろうか。
欲しくないと言いながら、
実は私から向けられた気持ちを、
どこかで自慢に思っているだろうか。
だとしたら、少し嬉しくて、少し悲しい。
さあ、ではでは、お風呂に入りますかな。
明日は、DVDの探索に出かけるか、
映画館に行くか、どちらかの予定です。
こうやって、こだわれる別の何かを、探していくのです。
人の、いや、私の"心"というやつは。