カテゴリ:Words( 14 )

吉田拓郎 - "元気です"


誰もこっちを向いてはくれません
一年目の春に立ちつくす私
道行く人々は 日々を追いかけ
今日一日でも 確かであれと願う

わずかにのぞいた 雨上りの空を見て

笑顔を作って「どうですか?」と問いかける

色んな事があり 愛さえ見失う
それでも誰かと 触れ合えば
そうだ 元気ですヨと 答えよう

風よはこべよ遠い人へこの便り
二年目の夏 涙ともらい水
幸福の色は 陽に焼けた肌の色
唇に浮かんだ 言葉は潮の味


出会いや別れに 慣れてはきたけど
一人の重さが 誰にも伝わらず
どこかへ旅立てば ふり返りはしない
それでもこの町に 心をしずめたい
そうだ元気ですヨと 答えたい

夕暮れ時には 想いがかけめぐり
三度目の秋に 何かが揺れている
時間をとめても 過ぎ行くものたちは

はるかな海原に ただよい夢と散る

かすかに聴こえた やさしさの歌声は
友や家族の 手招きほどなつかしく

木の葉にうずもれて 季節に身を任かす
それでも 私は私であるために
そうだ 元気ですヨと 答えたい

自由でありたい 心のままがいい

四年目の冬に 寒さを拒むまい
どれだけ歩いたか 考えるよりも
しるべ無き明日に 向かって進みたい

あなたの人生が いくつもの旅を経て
帰る日来れば 笑ってむかえたい

私も今また 船出の時です
言葉を選んで 渡すより
そうだ 元気ですヨと 答えよう

+ + +

 Words by 吉田拓郎

[PR]

チーナ - 『マトリョーシカ』

おへその形が違うように 君は誰とも違うから
君がどんなに泣いたって 誰もわかってくれないよ 良かったね

くらげがずっとくらげのように 私はずっと私だから
君がどんなに抱きしめてくれても いつも一人ぼっちなのさ 良かったね

泣きたいのなら 私の前で泣いていいよ
君の涙を イトモカンタンに拭ってあげるよ
嘆きたいのなら 私の前で嘆きなよ
君の怒りに イトモカンタンに賛成だーよー

やめたいのなら 私の前でやめていいよ
君の諦めは イトモカンタンに認められるよ

おへその形が違うように 君は誰とも違うから
君がどんなに泣いたって 誰もわかってくれないよ

くらげがずっとくらげのように 私はずっと私だから
君がどんなに抱きしめてくれても いつも一人ぼっちなのさ

時計の針が動くように 時間は動いてくれるから
心が止まってしまっても やっぱり生活するのさ 良かったね

Words by 椎名杏子


+ + +

 逃避デイ。
 まーいつものことか。
 今日は音楽が私の逃避を助けている。
 別にチーナの曲がってことじゃないよ。
 あ、結局ミニアルバム買ったのですよ。
 素晴らしい作品です。
 やっぱり"マトリョーシカ"。
 "わりとみにくいアヒルの子"もいい。
 でもライヴが1番素敵。

 あーなんか分からんが、いろいろ、逃げたい。
 疲れてるのかしら。

 異性とみるや、付き合う対象か否かという目線しか持てない君。
 嫌だなあ。なんだよそれ。そんなやつだった?
 それは私だってそういう判断はあるよ。
 でもそんなに強くない。
 誰も彼をも「この人は付き合える。この人はなし」なんて目線で見てない。
 気持ち悪い。きっとそれはリアルだから。
 嫌だ。逃げたいなあ。そんなリアルからは。

 でも、"やっぱり生活するのさ" 良くも悪くも。
[PR]

真鍋昌平 - 『スマグラー』

スマグラー (アフタヌーンKC)

真鍋 昌平 / 講談社

スコア:



自分の可能性を信じてた
潜在している筈の力で
思いどおりの世界を切り開ける気がしてた

なに一つ遣り遂げたコトもないくせに・・・

大事なときに何時も逃げ出した
キズつかないよう争いを避け
負けないように逃げてきた

カラッポで 何も無いまま

"背骨"役を演じるンだ

本気の嘘が

真実になるように


『スマグラー』より。
後に『闇金ウシジマくん』でヒットを飛ばした真鍋昌平氏の
初単行本作品?かしら。違ってたらすいません。
もう10年前の作品で。当時初版で買いました。

上の抜粋だけだとなんだかな?なので、
せっかくなので、帯にあるあらすじを―

『借金の返済のために高利貸しから紹介されたバイトは、「運送屋」。
運ぶのは死体や法律に触れるもの。
役者志望のフリーター・砧涼介が踏み込んでしまった世界は、
たった一度のミスすら命に係わる死と隣り合わせの世界だった。
ところが涼介は、捕まえた暗殺者「背骨」を"運送中"わずかばかり彼に
心を許したせいで、彼を逃がしてしまった!』

ということで、砧は、"背骨"を引き渡す予定だった、
堅気でない方々の本部に、"背骨"として引き渡される。
その間に、ベテランの仕事仲間が、逃げた本物の背骨を捕まえる、という手筈で。
幸いにも引渡しの相手は背骨の顔を知らないので、
砧がボロを出さない限り、ばれることはないはず・・・。
なのだが、そう簡単にはいかず、執拗な拷問が始まって、砧は死を覚悟する。

その瞬間に始まるモノローグが、上の抜粋なのです。
そして砧は見事、本物の背骨を凌駕するかのごとき(とは言いすぎですが)、
見事な演技(もしくは憑依)をやってのける。
「本物の背骨だ」と言わしめるほどの・・・。

生まれて初めて死ぬ気で何かをやってのけた砧の姿に感動を覚えると同時に、
それとは真逆な態度で人生を通過している自分に不甲斐なさを通り越して情けなさを感じ、
ボロボロ泣きましたね・・・私・・・。

裏社会の人間が見せる衒いのないコミュニケーション、
心の交流も、不思議な爽快感をもたらします。
重苦しい作品ですが、それだけに、最後に読者に吹く風は心地よい。
[PR]

Cocco - "しなやかな腕の祈り"


 強い人と想っていた
 その腕は
 たくましく
 天へ伸びていたから
 ひとり生きる人だと そう
 決めつけた
 その足は いつか 傷ついていた

 生まれおちて
 明日を探し 何かを捨てて
 誰かをなくしても 私は求めた

 指先から こぼれる愛を集めて
 全てあなたにあげましょう
 おねむりなさい
 このしなやかな腕に
 体を横たえ 泣きなさい

 あなたを抱いて 揺れながら

 帰りたいと目指す海は あたたかく
 帰れない 
 やさしい風の中
 次の雨に打たれる時
 ひとりだけ ふり返る
 だけど また お日様を浴びたい

 残せるものはどこにもなくて
 あなたもいつか わたしもいつか
 消えていくけど 空は流れて

 指先から こぼれる愛を集めて
 全てあなたにあげましょう
 おやすみなさい
 このしなやかな腕に
 体を横たえ 泣きなさい
 世界中に こぼれる愛を集めて
 全てあなたにあげましょう
 おかえりなさい
 このしなやかな腕に
 体を横たえ 泣きなさい
 
 言葉をやめたら この腕に
 あなたを抱いて 揺れながら

 +++

 Words by こっこ

[PR]

The pillows - ストレンジ カメレオン


 I wanna be your gentleman
 変われる場所を探しに行こうか 誰かみたいに
 I wanna be your gentleman
 隠れる森を目指してみようか 痛くないように

 汚れた川を汚れた僕と泳ぐ
 君はとってもキレイだった
 浮き沈みしながら 向こう岸へ辿り着いた後を
 考えてる 今でもずっと

 君といるのが好きで あとはほとんど嫌いで
 まわりの色に馴染まない 出来損ないのカメレオン
 優しい歌を唄いたい 拍手は一人分でいいのさ
 それは君の事だよ

 I wanna be your gentleman
 上手くちぎれてくれない尻尾はトゲトゲで
 I wanna be your gentleman
 引っかき傷は癒えないのさ 治らないんだ

 ‘たぶん もうすぐさ きっと’なんて息を止めたまま
 どうでもいい行列に並んでもみた
 ‘終わらないプレリュード奏でて生きてゆくみたいだね’って
 僕ら笑う 死んでるように

 たとえ世界はデタラメで タネも仕掛けもあって
 生まれたままの色じゃ もうダメだって気づいても
 逆立ちしても変わらない 滅びる覚悟はできてるのさ
 僕はStrange Chameleon

 勘違いしないでね 別に悲しくはないのさ
 抱き合わせなんだろう 孤独と自由はいつも

 もしも全てが嘘で ただつじつま合わせで
 いつか慣ついていた猫は お腹すかしていただけで
 すぐにパチンと音がして 弾けてしまう幻でも
 手の平がまだ暖かい

 恐いモノ知らずで 時代ははしゃぎまわり
 僕と君のすごした ページは破り去られ
 歴史には価値のない 化石の一つになるのさ
 君と出会えて良かったな
 Bye Bye 僕はStrange Chameleon

 +++

 words by Sawao Yamanaka

 +++

 「そら見ろ、俺の勝ちだ!!」って叫びたい。
 よく分からないですね。
 何の関係が?って。

 まあ、そういうもんです。

 ブログなんて。

[PR]

ロマンス

d0065149_1983998.jpg




一瞬だけの
無常のよろこび
息切れしながら眠ること
見ているだけで
ドキドキすること

不安なこと
悲しいこと
うつろうこと

何もかもが 美しくなること
何もかもが 無駄となること

何か大きな力で
自分が変わること
自分が前進したように
思えること
自分が後退したようで
悔やむこと

優しくなること
空虚な美しさに
虜になること
真実が見えなくなること

欲しくなること
いらなくなること
過去が見えてくること
未来が見えなくなること
今だけしか関心が
なくなること

新しい音楽
新しい考え
新しい洋服に
新しいハンカチ

秘密の言葉
隠した想い
内緒にしておくこと
真実を覆うこと
賭け事のように
少し楽しむこと


ロマンスっていうのは
そういうもの?

+++

words by 文月詩雨
[PR]

ディーン・ク-ンツ - 『ドラゴン・ティアーズ』上巻

 「いまのぼくに必要なのは、愛してもらうことだけだ」ブライアンは執拗だった。
 ブライアンに他者を愛する能力などないことは、ジェニファーにもわかっていた。それどころかこの男は、"愛"という言葉の意味さえまったくわかっていない。愛を欲しがっているのは、どうあがいても愛を手に入れられないうえに、愛を感じることもできないからだし、この男にとっては愛が一個の謎で、大いなる未知の存在だからにほかならない。


(新潮文庫 p.170)

[PR]

2007_11_30 : Syrup16g - キミのかほり

 ■■■ Syrup16g - キミのかほり ■■■

 君の番
 やめないでいい
 without
 with or without

 知りたいんだ
 引き裂いていい
 without
 with or without

 風のまわり 一瞬
 君のかほり した
 揺れるまま 暮れるまま
 いいんだ もう忘れんだ
 踊らせんな

 無理なんだ
 引き返していい?
 without
 with or without

 昼まで
 横たわっていい?
 without
 with or without

 風のまわり 一瞬
 君のかほり した
 揺れるまま 暮れるまま
 いいんだ もう忘れんだ
 踊らせんな

 ■■■ words by Takashi Igarashi ■■■


 僕の心の隙をついて、飛び回る人影。
 それを退治したい、けど出来ない、
 そんなときには、この曲を聴いてしまう。
 弱いのは僕なんだろう。
 踊らせんなって、踊ってるのは僕なんだから。
 止めるのも僕の自由なんだろ。

 でも本当に、今日は、キミのかほりが。
 すぐそばに、するものだから。

 踊らせないで。
 

[PR]

2007_10_27_02 : "Art-School - 左ききのキキ"

 ■■■■ Art-School - 左ききのキキ ■■■■

 このドアを開けると 生まれ変わる
 何もかも忘れて 生まれ変わる
 それならば僕は此処にいるよ
 それならば君と此処にいるよ

 君が僕に笑った 子供みたいに笑った

 いつか こんなメロディや
 透明な君の髪も
 聞こえやしない日が来るよ
 映りもしない日が来るよ

 哀しげなキキが 僕を見てた
 雨音だけ何故か耳に響いた

 幼すぎた二人に 終わりを告げるように

 このドアを開けると僕は
 このドアを開けると君は
 そんな目で見ないでくれよ
 そんな目で見ないでくれよ
 
 君が僕に笑った 子供みたいに笑った

 いつか こんなメロディや
 透明な君の髪も
 聞こえやしない日が来るよ
 映りもしない日が

 君が僕に笑った 子供みたいに笑った

 ■■■■ Words by Riki Kinoshita ■■■■


 下の投稿と併せて思う。
 "君"と言うのが、自分が欲している自分だとする。
 "僕"と言うのが、大人になるべきだと承知しているし、
 実際そうしようとするが、でもどうしてもなれない、
 そんな情けない自分なのだとする。

 遠くなる、いつかの自分。
 忘れていく、いつかの感覚。
 そして僕は―

 そうすると、また若干違ったニュアンスで、聞こえてくる。

 痛い。

[PR]

2007_10_18 : Peridots - 労働

 ■■■ Peridots - 労働 ■■■

 どっか
 この地上のどこか
 僕の体があるのなら
 声を返せるのだろう
 ぽっかりと空いた穴など塞いで
 
 無理はしない
 僕は向こうにいるよ
 "愛したら報われる"んなら
 どんな手でも使うところだけれど
 君のいない世界にだって
 おそらく何らかの幸せを見出す
 そんなことは当たり前になってしまう
 働こう

 どっか
 この胸のどこか
 僕の心があるとしたら
 それはステンレスだろう
 たった一つの願いをしまった

 長居はしない
 僕はすぐに帰るよ
 "話したら救われる"んなら
 どんなことも言うつもりだったけど
 君のいない世界にだって
 おそらく何らかの幸せを見出す
 そんなことは当たり前になってしまう
 働こう
 
 君のいない世界にだって
 何らかの幸せを見出す

 君のいない世界にだって
 なんらかの意味を見出す
 この地上のどっか 僕と君がいた
 太陽の真裏
 手をかざした

 当たり前のこと

 当たり前になった

 ■■■ Written by Koki Takahashi ■■■


 "僕"は僕だと、考えてみよう。
 "君"は、彼女ではないんだと、考えてみよう。
 
 ああ。

 切ない。

 僕も、働こう。

[PR]

,