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ウジウジしたっていいだろうが


 やべー。
 絶対優位に立っていたい相手の前でミスをした。
 しかもその相手がらみの。いたい。
 なぜ優位に立っていたいかというと、
 私が彼女に負い目があるからだ。
 かつて私が彼女に気持ちを伝えて、
 玉砕ではなく、妙な形にこじれた二人であって、
 今もその妙な空気は続いている。
 お互い手探りをしているみたいな。
 だから私がたとえば嫉妬じみた気持ちを持つと、
 それをあらかさまに感じ取って彼女も不機嫌になる。
 ちょうどそんな状態にある前で、ミスをした。
 案の定、呆れ顔でなじられてしまった。
 "ざまあみろ"的な気持ちを裏に感じるのは考えすぎか。
 しかもミスはミス。私が悪い。これは謝るべき。
 だがひねくれた私は謝罪をぼやかしてしまった。
 いけないことだ。あー。
 全部いやになる。何もかも投げ出させてはくれまいか。

 私のミスと、彼女の攻撃的な態度と。
 他のやつと話す楽しそうな顔と。回る回る。

 あー。はー。
 こんな気持ちを救ってくれるのは何だ。
 渦だ。渦に飲み込まれよう。
 そこから這い上がったときに、きちんと謝ろう。
 そしてあの態度に怒ろう。
 喧嘩すりゃあいいんだよ。

 と支離滅裂な脳内会議。

 ああー!そうだ次に会うのは飲み会なんだよ。
 なんだどんなテンションでいけばいい。
 あからさまに謝罪モードで仲良くしてくれモードでいくのは、
 絶対嫌なんだが場合によってはそれも解禁。
 出たとこ勝負だ(これが私はけっこうメイン)。
 はあ。とりあえず早く終わらんかなこのモヤモヤ。

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コーヒーブレイク


 分けて書くほど分量なかったんで。

+ + +

 『上島ジェーン』

 なななんという壮大な前フリ。
 ラストで一気にお笑いに。オチがそこかよっていう。
 マッコイさんが本気で撮った映画も観てみたい。
 面白かったです。

+ + +

 『パーク アンド ラブホテル』

 人の力によって何がしかからの卒業の時期が来る。
 決意のときと言ってもいいかもしれない。
 人は人を生かし、そして人に生かされている。
 好きですね。印象に残る映画です。 
 音楽がほぼないのも特徴で、環境音がしごく尊く響く。
 メイキングで監督が語りすぎている気配もあるけれど。
 いい!

+ + +

 『インディヴィジュアル・プロジェクション』

 なんかポール・オースターをふと思い出した。
 どこか不条理な方のね。
 解説が東浩紀氏なのよ。
 溶解する方向に行くかと思ったら行かなかった。
 哲学的であり、ある意味ホラーであり、ある意味叙述トリック?なのか。
 最後の短文がなくとも私は普通に面白かったです。
 たぶんスパイ的な要素が(そこがメインじゃないって?)。

+ + +

 『長崎乱楽坂』

 前に吉田修一氏の著作をすべて読んでいる女子の前で、
 『パークライフ』をこき下ろしたのですが(若干ニュアンスが違うけど)、
 今度謝罪したいと思います。すいませんでした。
 栄枯盛衰ではないですかまさに。
 こんなにギュギュっと凝縮されたそれは初めて体験しました。
 すべてを描かず、時を隔てた後を描くことで、
 その間に何があったかを考えさせる。それが逆に喪失感をあおる。
 私の好きな「祭りのあと」感が炸裂しています。
 すばらしい。
 
+ + +

 『自殺島』 第2巻
 
 私が危惧したような方向にはいかず、面白くなってきました。
 ただ主人公、頼もしすぎるな(笑)。
 基礎知識はある設定だが、素人が鹿獲ったり捌いたりってすげえよ。
 でもやっぱあの島で生きることの何たるかを感じても、獲得しても、
 街でそれが通用するのかってところですよね。問題は。
 いや読み手にとっての問題は。
 それを考えると、ああ、やっぱり私たちの住むような世界では、
 ああいった生を感じるのは難しいんかなと思ってしまう。
 もしくはそれは別種のものなのかと。

+ + +

 と、コーヒーを飲みながらなんとなく。

 おやすみなさい。

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『アポカリプト』

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 『博士の異常な鼎談』内にて、
 水道橋博士氏とライムスター・宇多丸氏が、
 ちょっとだけ触れていた映画だった。
 私は飛びついて観てみた訳だ。

 映画館で映画を見るのと、
 DVDで観るのとは、
 ライヴとライヴDVDくらい違うと、
 そのスキンヘッドサングラスの人が言っていたが、
 これは映画館で見るべきだったか。

 普通にエンターテイメントで、
 はらはらどきどきだった。
 時代考証というか、史実と違うということを、
 書いている人もいるみたいだけれど、
 私はまったくその辺に詳しくないので、
 ぜんぜん気にならず。
 そもそも何時代のどの部族とか文明とか、
 そういう設定は明らかにされていない劇中では。
 なんでマヤ文明だと分かる人は分かるのだろうか。

 壮大な自然とCGなしのアクションというか、
 サバイバルシーンが全編に渡って。いやースケールでかい。
 断頭シーンの盛り上がりとかすごいですね。
 
 "その内輪モメ、外から見たら子供の遊びだぜ"的なラスト。
 これが印象的だ。
 ある種グロテスクとも言える、別の視点が現れるのだ。
 『蝿の王』のラストを彷彿とさせる。
 主人公の妻が縦穴の中で助けを待つのは、
 "井の中の蛙"のメタファーなのかと勘ぐったりする。

 ― apocalypto movie trailer
 

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『我々は有吉を再び訴える ~沖縄ヒッチハイク殺人未遂事件の全真相~』

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 しまった!2作目から観てしまった!
 監修はマッコイ斉藤。TV番組ディレクター。

 知らない人はタイトルだけ見て、
 なんだか物騒な印象を持つかと思いますが、
 これはフィクションです、念のため。 

 元・猿岩石という肩書きも要らないでしょうが、
 芸人有吉弘行氏が沖縄から北海道、
 日本縦断をするヒッチハイクを計画、
 それに同行するクルーが遭遇する戦慄の出来事・・・。

 クライムロードムービーと銘打ってありますが、
 殺人未遂が連続するのが本筋です。ってかわき道はない。
 有吉氏が同行ディレクターの斉藤氏の殺害を企て、
 それが何回も失敗し、果ては立てこもり事件にまで発展。
 「水曜はどうでしょう」の雰囲気をイメージしてくれればバッチリなんですが、
 全編があんな感じのドキュメンタリータッチ(こっちはあくまでタッチ)なのですが、
 やはり空気作りが大事なんでしょう、
 まあモラルに欠ける有吉氏(もちろん演じてるだけです)も問題なんですが、
 いちいち斉藤氏が有吉氏にケンカ腰なんですね。
 「ふざけんじゃねーよお前」とか、
 「それはあれだろお前、俺ゆるさねえよそんなの」とか、
 言葉尻捕らえてネチネチ絡みつくあの感じが全編で。
 狙って出てきた空気なのか分からないんだけど、
 そういうときの二人の空気はすごくはシリアスなんだけど、
 会話の中身に耳を澄ますとどっかおかしい(笑)。
 デリヘル嬢を部屋に呼んでいた有吉氏を説教するところが最たるもので、
 「ヒッチハイクSEX」と「プライベートSEX」について、
 ホテルの部屋で二人で延々と言い合うシーンがあるのですが、ここが爆笑ものでした。 
 こういう空気現実でもありますよね。
 まじめな話してるのに、言葉の意味に固執しちゃって、
 気がついたら相手の言葉の意味を確認することしかしてないの。 
 答えに辿り着かない会話の妙を楽しめます。
 このシーンは特典でノーカットで観れますが、必見の迷走振りです。

 他にも印象的なシーンがあり。
 打ち合わせに行くって部屋から出てきた有吉氏のでかいサングラスに吹き出し。
 「お前邪魔なんだよ、いらねーんだよ」と脇にどかされた、
 デンジャラスの安田氏が怒り出すシーンで、斎藤氏と有吉氏の失笑に吹き出し。
 最後になぜか白いブリーフに白いハイソックスで警察につかまる有吉氏に吹き出し。
 さっきまでソックスなんて履いてなかったのに(笑)。
 でも最後のインタビューでの「まさにデンジャラスでしたね」の連発はいらない気がする。
 
 総じて面白い。きっと細かいせりふは決まってないんでしょうね。流れがあるだけで。
 前作も観なくては。

 そうだ、下に今作の予告編を―


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振り向いた勢いで思い出をふりはらう


 面倒くさい病にかかりました。
 寒いのがいけないんだとか適当言ってみますが、
 きっと違うんだと思う。
 音楽聴いていろいろ考えて何か書くのも面倒くさい。
 音楽なんて楽しければいいじゃねえかっていう、
 あとはみんな一括りだろとか、
 おっさんみたいな、いやそんなことないけど、
 あーこっち進んでいいのかなっていう、
 そんな道に心が入り込んでいる。
 っていうか"聴きたい歌"って話になると、
 突き詰めるとsyrupしかない。あとはピロウズくらい。
 まあ時間たてば変わるでしょ。
 今はどちらかというと、歌が聴きたい流れにあるみたいです。
 なので電子音楽はちと控えめ。だから向こうのブログも間が空くのです。

 こういうときはなんだ? ゲームか?
 無駄に何も考えずに済むゲームか。
 頭空っぽにしたい。

 とりあえず最近朝のごみ収集がいきなりやる気出して、
 きちんと朝に取りに来るので、夜のうちに出す作戦決行です。
 今まで昼間だったくせに! いけないか! いけないのか! 

+++

 今年の抱負が"おそれない"というような言葉だったことを忘れています。
 おそれまくってしまっているので、いや割と頑張ってるかもだけど、
 もっとおそれずにいってみようと思います。そっちに幸せがあるんだから。
 
 あー眠い。慢性的に眠い。きっと私はダルそうに見えることだろう。
 元気がないように、笑顔が少ないように、見えるだろう。
 なんでかは私にも分からないけれど。

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遺伝子の記憶


 思い出のせいでちょっとだけ苦しくなったときは、
 自分と思い出を共有したと思っている相手が、
 今はもう、その思い出を思い出しもしないんだと、
 つまりもう、忘れているんだと、そう思えばいい。
 私の場合は、それだけで、少し胸が軽くなる。
 私も忘れていいんだな、そう思える。
 壊れたものに縛られるなんて、おかしいじゃないか。
   
 "忘れたい でも忘れない"

 RADWIMPSを嘗めてはいけない。
 こんなときに限って、なぜか、聴いたりする。
 なんだこの心のサイクルは。
 いったい何を求めているのか分からない、自分が。

 暇なだけだろ。なあ、そうだろ。

 やっぱり私は春が好きだな。
 好きになった。秋や冬はもういいよ。
 早く春になれよ。春よ来い。

 迷走はしばらく続くかもしれません。

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視界の隅はだれ


 春の空気が持つ、毛布のような柔らかさが好きです。
 要するに、眠りに誘われるということです。
 眠りには安心感があって。ある種の終わりを孕んでいて。
 いや実際何も終わりはしないのだけれど。
 眠るときは何も悩まないようにしているので、
 きっとそれが気持ちいいのでしょうね。私は。

 しかしいい気持ちだなあ。
 風呂上りだが、フラッと散歩にでも行きたいね。
 行かないけど。
 
 春の空気はいろいろ思い出させる。
 それはそれで、いいような悪いような。
 ビタースウィートなものであり、
 ビターを通り越したものでもあり。
 通り越したのはちょっといやなんですよ。
 心が凹むという表現がピッタリくるから。
 しかし何してんだろうなあ。メールひとつくれない。
 まあ、お腹大きいし、結婚1年目だし、
 それどころじゃないんだろうなあ。
 あ、いずれも私のことじゃないですよ。
 そういえば『ハルフウェイ』観て、北乃きいつながりで思い出した。
 『幸福な食卓』がかなり好きだって言ってたなあ。映画のほう。
 『花とアリス』に迫ると言っていた。
 私が観ても、それほどではなかった。
 けれど、あの人が、好きだって言った理由はなんとなく分かった。
 重ねたんだろうね。
 崩壊を経ての、再生というか、門出のようなものに、自身を。

 あーまあ案外平気って言うか。向き合えてる感じあるな。
 ハハハ・・・。

 今日は早く寝ようと思います。
 少しずつ生活を改善しよう!

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『ハルフウェイ』

ハルフウェイ [DVD]

ポニーキャニオン

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 なんとなくキタガワさんに苦手意識を持っていたのですが、
 この作品は好きですね。
 虫が好かないというような理由で嫌っていた自分を省みます。
 
 "途中"という意味のhalfwayを読み間違えた"ハルフウェイ"、
 このタイトルに示されるように、物語は途中で終わる。
 だけど現実というものには始まりも終わりもないでしょう。
 いつだって物語、言い換えれば人生は、途中のまま、そこに流れている。
 僕らはいつだって途中を生きている。
 その現実を切り取ったように、途中から始まり、途中で終わる。
 この潔さがいい。胡散臭さもないし。

 タイムリミットを抱えた高校時代特有の焦燥感と、
 それがゆえの思いの強さと、一事が万事の世界観。
 青春と言うと安っぽいけど、にやけた笑いでごまかすようで、
 その裏で必死に何かを思ってる、あの青臭い感じがあって、
 そこがたまりません。刹那的であるが故の矛盾。

 結論として、やっぱり好きな人にはそばにいてほしいよね。
 そう思います。どう考えたって、それが素直な気持ち。

 だから最後にあの涙目に見える瞳で、
 笑いながら"何か問題でも?"というように、
 まっすぐに問いかける、そこにある強さが胸を打ちます。
 
 やっぱり私は岩井俊二好きなんだなあと思う。
 実際関係ないかもしれないけれど。
 
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市川春子 - 『虫と歌 市川春子作品集』

虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)

市川 春子 / 講談社

スコア:



 どっかで"「星の恋人」がいい、単行本化希望"、
 というような文を読んでからずっと気にしていて、
 そのくせ忘れていたのだが、
 ここにきてQJやwebDICE!で取り上げられて、思い出しました(笑)。

 +++

 昼だか夜だか分からない不思議なトーン使い。
 明るさと暗さが同居する。
 話の筋はちょっと書けない。
 ファンタジーという括りでいいかしら。 

 絵はダルい感じでソフトなのだけれど、
 よく考えると、話はけっこうグロテスクな。
 でもセンチメンタルでノスタルジックな部分もあり。

 構図とか間とか台詞(なんか独特の台詞回し)とか、
 難しいことは考えてる時間も素養もないので割愛で。
 「日下兄妹」が一番分かりやすいですかね。
 肩を壊して野球を諦めた主人公の元に現れる、
 ネジから生まれた女の子。二人の奇妙な共同生活。
 なんの論理的説明もなし。まあ、あったら余計っていうか。
 絵はふわふわしてるんだけど、
 ドラマがあって、それは必ずある種の別れに向かっていく。
 失望をもたらすものではないけれど。

 +++

 個人の生というやつは、客観的に見たら滑稽で、"?"かもしれないが、
 それでも主観的には、当の本人としては、
 その状況を精一杯楽しむことで(上を目指さないということではない)、
 幸せを感じることができるのだという、そんな流れを感じた。
 確かに人間は"人間"であるけれど、
 何か"大いなるもの"の一部でしかないのだと、
 だから自分につながる"すべて"の関係性に気づくことで、
 より幸福になれるのではないか。そんなふうに思う。

 高野文子さんとの類似性の指摘が避けられないようだけど、
 まあ私はちょっと読んでないので、言及することができない。
 相当影響下にはあるみたいですね。
 そうでなければここまで指摘されないでしょう。

 どこが新しいとかっても言えないんだけど、でも不思議な作品。
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『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

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CCRE

スコア:



 リアルタイムで体験していないし、
 詳細な情報も頭に入っていない私としては、
 ドラマとして観てしまうのです。
 思想的な部分は当然詳しい説明はないので、
 矢継ぎ早に繰り出される論理は半ばスルーしてしまう。

 3時間以上ある長丁場ですが、まあでも駆け足な印象があります。
 当然ですけれど。
 中盤かの「総括」という言葉が頻出し、
 それがリンチへと移行する過程が描写されていますが、凄惨です。
 破綻しているのは確実なのに誰も声を大にして指摘できない状況が、
 「革命」の名の下に作られてしまっている。
 精神的・肉体的苦痛の中で自らを省みる(厳密には違うかもしれないが)ことなど
 できるわけがない。何の合理性もない。 

 革命に対する熱は感じられるものの、
 そこにドラマを感じてしまうのは、私に思想性がないのと、
 思想的な部分が掘り下げて描かれていないのと(主眼ではないんでしょう)、 
 現代の社会的状況が革命にリアリティを持たせていない?のと、ではないか。

 だから赤軍がたどった道と言うよりは、
 ある集団の中での派閥、意思統一の難しさ、
 というようなものを強く意識させられた映画。

 リアルタイムに体験した世代にはどう映るのか。
 今度聞いてみたいと思います。
 
 並木 愛枝(なみき あきえ)さん、光ってました。
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