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朝倉かすみ - 『タイム屋文庫』

タイム屋文庫

朝倉 かすみ / マガジンハウス

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 てっきりタイムスリップするのかと思った!
 違った!

 初恋よ永遠に、と思いきや違った、
 実は身近に運命の人がいたという、早い話が、そう。

 こういうこと書くなら書かなくていいと思うんですが、
 作者さんの文章表現が私には合いませんでした・・・。
 ハマる、しっくりくる人はきっとくるんでしょう。
 ああ、この表現、すばらしい、って思えるんでしょう。
 私、まったく、悲しいほどに、思えなくて(涙)。
 自分の中に落とし込むのに非常に時間がかかりまして、
 つっかえつっかえ、してしまいました。

 文体・表現が違ったら、ぜんぜん印象違ったろうなあ。  
 話の流れ自体は、嫌いでないのですが。
 
 しっくりくるのは初恋の人じゃなかった、
 っていう感覚が、分かるような、分からないような、
 そこ重要だった気がするのだが、
 私が読み込めてないだけか・・・。
 初めて樋渡氏の家に上がるところは、すごく、いいですね。
 動き出した気持ちが、とまらない、
 その瞬間が、凝縮されているように思える。

 ああ、私はファンタジーに落とし込んでくれたほうが、よかったのかしら。
 そのあたり、特に夢の話のあたりは、掘り下げられていませんからね。
 そこをもっと突っ込んで、主人公の運営する貸本屋の持つ特殊な力、
 とでもいうようなものがクローズアップされていたら・・・、
 たとえば、夢を見ながら時を跨いでしまうとか、そういう話。
 そしたらドンドン分厚くなりますね。 

 浅い夢から醒めるまで、を描いたロマンチックなお話です。
 やっぱ初恋って夢みたいなもんなんかなあ、って思いますか?
 ハハハ。

 +++

 ってやっぱり書かないほうがいいなあ。。。(笑)
 すいません。

 

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