朝倉かすみ - 『タイム屋文庫』
てっきりタイムスリップするのかと思った!
違った!
初恋よ永遠に、と思いきや違った、
実は身近に運命の人がいたという、早い話が、そう。
こういうこと書くなら書かなくていいと思うんですが、
作者さんの文章表現が私には合いませんでした・・・。
ハマる、しっくりくる人はきっとくるんでしょう。
ああ、この表現、すばらしい、って思えるんでしょう。
私、まったく、悲しいほどに、思えなくて(涙)。
自分の中に落とし込むのに非常に時間がかかりまして、
つっかえつっかえ、してしまいました。
文体・表現が違ったら、ぜんぜん印象違ったろうなあ。
話の流れ自体は、嫌いでないのですが。
しっくりくるのは初恋の人じゃなかった、
っていう感覚が、分かるような、分からないような、
そこ重要だった気がするのだが、
私が読み込めてないだけか・・・。
初めて樋渡氏の家に上がるところは、すごく、いいですね。
動き出した気持ちが、とまらない、
その瞬間が、凝縮されているように思える。
ああ、私はファンタジーに落とし込んでくれたほうが、よかったのかしら。
そのあたり、特に夢の話のあたりは、掘り下げられていませんからね。
そこをもっと突っ込んで、主人公の運営する貸本屋の持つ特殊な力、
とでもいうようなものがクローズアップされていたら・・・、
たとえば、夢を見ながら時を跨いでしまうとか、そういう話。
そしたらドンドン分厚くなりますね。
浅い夢から醒めるまで、を描いたロマンチックなお話です。
やっぱ初恋って夢みたいなもんなんかなあ、って思いますか?
ハハハ。
+++
ってやっぱり書かないほうがいいなあ。。。(笑)
すいません。
by BUG_life_wave
| 2009-09-11 21:20
| 本