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ある日、忘れものをとりに/ 「恋」に「Fall」

人はときに過去を振り返る。
自分の歩んできた道筋を確認するかのように。
そこで何を思うのか。何を見つけるのか。
僕は、「思えば遠くへ来たもんだ」の反対、
「思ったほど遠くに来てないね」と、感じる。
「あの頃」という不確定な時から、どれくらいの時が流れたのか。
きっと僕が思うよりも沢山の時が流れたはず。
ときどきハッとそれに気づく。
幼稚園に一緒に通っていた女の子が、
今は1児の母になり、
この間までフリーターだった友人は、
家業を継ごうかと考え始めた。
またある友人は、資格を取るといって、学校へ通いだした。
僕?僕は、何も変わっちゃいない。
自分ではとにかくそう思う。
立っている場所も、考えることも、
変わっていない。そう思う。
家族や友人は、「変わった」と言うけれど。
自分ではどこがどう変わったのか、分からない。
無自覚に時を送ってきた代償として、
どこかに落としてきたはずの忘れものを捜してばかりいる。
加えて、元来が後ろ向き(ネガティヴと同義ではない)なので、
過去を見るクセがなかなかどうして直らない。
まだ早いだろ。何もない道を振り返っても、空しくなるばかり。
これからだ。ちょっと怖いが、これからだ。
僕の道。何かを始めるのに遅すぎることはない。
何だってできる。そう思いたい。

機会があれば、親にでも聞いてみたいよ。
ここまでの人生を、どんな思いで送ってきたのか。
過去を振り返ったことはないか。あるとすればどんなときか。
過去を振り返って、どんなことを今思うか。

そういや、親父は最近、昔話が増えたなあ。。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

まったく関係ないけれど、なぜ「恋に落ちる」と言うのだろう。
Fall in loveからきているのだろうか。
だとしても、英語においてもなぜ「Fall」を使うのだろうか。
確かに「Fall」には「〈・・・の状態・関係)になる,陥る」
という意味があるようだが、なぜだ、なぜFallなんだろう。
別に他の言葉でも言えると思うし、実際言いもするんだろうけど、
でも誰が1番最初に使ったんだろう。「恋」に「Fall」なんて。
すごくうまいじゃないか。
身も心も「落ちる」というイメージは、恋にはぴったりだ。
いや、待てよ、「恋に落ちる」という言葉を聞いているからこそ、
そう思うのか?どっちが先だ。よくわからなくなってきた。
金田一先生に聞けば解決してくれそうだな。
じっちゃんの名にかけて!

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