"THE MIST"
ネタバレありです。
スティーヴン・キング原作ということで、
あんまり期待しないで観たんですが
(一応私キングファンです念のため)、
すんげー良かったです。
いい話じゃないけど。
でもラストが後味悪すぎです。
原作と同じように、
あのでっかい怪物の足(毛むくじゃらを予想してたら、
タカアシガニみたいのでしたね)が出てきた辺で、
中途で終わりにするか、
もしくは4人を射殺したところで終わるのが。
あのラストシーンは、悲惨すぎる。
他のキング作品で言うと、
"ペットセマタリー"のやるせなさを思い出したりも。
でもそこに至るまでも、
霧の中の正体不明のモノたちとの遭遇も交えて、
異常事態で精神のバランスを崩していく人間達の、
集団心理、その怖さも、抑えた演出ながら、巧みに描いていて、
非常にバランスよく感じました。
途中からぐいぐい引き込まれてしまいました。
同じ霧を扱った作品というと、
ジョン・カーペンターの"ザ・フォッグ"が思い浮かびますが、
あれのリメイク版よりは、確実に、胸に残ります。
やっぱりフランク・ダラボンが凄いのでしょうか。
by BUG_life_wave
| 2008-12-14 22:54
| テレビ/映画